Iriya’s lifelog

約束の日までの記録

f:id:iriya22:20160628074208j:plain

雨が天井や窓をたたく音で目が覚めた。

雨や風を感じられるこの部屋がとても好きだ。

緑に囲まれて、鳥の声が聞こえて、猫たちが闊歩する。

私はこの場所を愛している。ここを去るのはさびしいけれど、

今はまだ、ここにいられる幸福に感謝したい。ありがとう。

 

当たり前のことだけれど、寝ている間は現実の記憶ってないのだなあと

感心する。

目が覚めて、隣に眠るこの人はもう他人なのだと思い、

静かに悲しくなる。

 

ちゃんと悲しんで、ちゃんと次のことを考える。

悲しいと胸が痛くなるのは不思議だと思う。心臓のあたり。息がとまるように痛む。

脳とは別にやっぱり心という器官があるのではないかと錯覚する。

食事をとり、眠り、仕事をさがし、風呂に入り、掃除をし、履歴書を書き、

勉強して、ブログを書いて、食事をし、食器を洗い…また眠る。

「今」はそういう積み重ねでできている。

私は悲しみが癒えることを知っている。